情報化時代の新しい生産・消費関係
農業社会、産業社会、情報化社会における生産と消費の関係を図にしてみました。
農業社会――自給自足が原則です。生産者が食べて、使用して、来期のタネを保存して、残り(余剰)が、ほんの少し出ます。
その余剰を税として巻き上げ、利用するのが、管理エリート。
重要な点ですが、クニは、彼らのもの。
そして、生産者は、クニの外。文化の外の存在です。
産業社会――生産と消費の分離が発生します。
つまり、他人のためにつくり、他人のつくったものを利用する。
それは、規格大量生産、大量消費の社会。
そして、国民国家の時代でした。
情報化社会――生産と消費が重なる「場(S+D)」ができます。
具体的には、オーダーメイド。
場合によって、生産の過程に直接タッチできる。
以前、学生があげた例――針金と布が別売りのブラジャー。自分で焼き、自分でタレをつくる焼肉。
その他のさまざまは、次回――。