2012年02月27日

大燈金襴

名物裂と日本の伝統文化(23)

1-a 大燈金襴
大燈とは大徳寺(京都市帰宅紫野大徳寺町)開山大燈国師宗峰妙超のことで、この金襴は大燈国師の袈裟の裂をいう。
名物裂の中では貴重な極古渡り裂でその文様の上品で風流のある風格が古来、とくに茶人に珍重されたため、牡丹唐草や純子の笹蔓、石畳などと並んで、名物裂の代表のようによく知られている。

模様は左右対称の形でこの特異な小文様は霊芝文とよび、その上下のハネ形は爪、または蝶、雲、唐草などと呼ばれている。
中央には雲版状の鐶形(かんがた)があり、古来からこの文様の正体を雲とみたり、また唐花や胡蝶とみられる説もある。
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posted by Yoshimura_F at 07:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 卒業論文集
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