2015年03月23日

リー・クアンユー元シンガポール首相のこと

リー・クアンユー元シンガポール首相が亡くなりました。
偉大な指導者とあちこちで称賛されています。
わたしもいまの段階で、彼をおとしめたくはありません。
しかし、冷たく見る目も必要なように思います。
シンガポールの建設に、ほんとうに、あの強権を必要としたかどうか?
問われてもいいように思うのです。
シンガポールは、都市だけです。
農村がありません。
いってみれば、東京、ジャカルタ、バンコック、クアラルンプール・・・。
それぞれに繁栄を誇っています。
それらの都市と、何が違うのか?
それらの都市の市長さんたちは、どうして「偉大な指導者」といわれないのか?
歴史に「もし」は禁物と承知しながら、それでも、
あの強権抜きでも、シンガポールがもっと発展していた可能性があるだろう、と思っています。
(80年代末ですが、数年、シンガポール駐在をしていたもので、つい、書きたくなりました)
posted by Yoshimura_F at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 卒業論文集